#ウェディングの基礎知識

「ファスト婚」「和婚」から「1.5次会」まで、あなたに合うウェディングスタイルがきっと見つかる!

元ウェディングプランナー SATOMI

元ウェディングプランナー SATOMI

「ファスト婚」「和婚」から「1.5次会」まで、あなたに合うウェディングスタイルがきっと見つかる!

ここ数年話題になっているリーズナブルな結婚式のスタイルと注意点を解説します。

会場に足を運んでわかる「ファスト婚」の落とし穴

「ファスト婚」「和婚」から「1.5次会」まで、あなたに合うウェディングスタイルがきっと見つかる!

インターネットが普及して、ネット上にはファストフードならぬファスト婚と呼ばれる「格安ウエディング」もたくさん出回っている。要は「格安でお得なウエディングパッケージ」のことだ。有名なのは「スマ婚」「楽婚」「ゼロ婚」など。

だいたいどのサイトも言ってることは同じで、「①貯金が無くても安くできますよ」「②しかも後払いでいいですよ(普通は結婚式費用は全て前払いが原則)」といったところ。それに持ち込み無料とか、専任のウエディングプランナーが着くとか、見積もりが最後まで変わらない、なども、カップルを誘うようなうたい文句に入っている場合が多い。これらのホームページを見て共通して思うことは、 「結局、結婚費用に何がいくらかかっているのかが不透明でわからない」ということ。だから新郎新婦は話を聞きに行ってみよう、となるのだ。
    
実はこの「行ってみよう」がウエディング業界側の最初の大目的なんだ。
サイトを見た後に足を運んで担当者から話を聞くと、日程の制約があったり、パッケージ内容がしょぼかったり、
そして会場見学に行くことを強く勧められるのは当たり前。
物事ワケありでないと安くはならない。ウェブにあったパッケージだけでは、 なんだか不満でオプションとして色々足して行くと、最終的にあまり安くないなあ・・・となる。表向きは、「ファスト婚」かもしれないが、実は全然ファスト婚じゃない普通の結婚式。

施設側は集客に困っているから、ファスト婚がお客様をまわしてくれるのはありがたいのだが、サイト側ではガチガチのパッケージを組んであるので、施設の強みが出るプランは売れないわけだ。このプランではそれも出来ません、あれも入ってません、と説明せざるを得ず、お客様もがっかりされることもある。何より困るのは、格安婚側が衣裳をセットで持ち込んでくること。契約している衣裳屋さんに文句を言われるのは当然なのだ。

知っ得ポイント
「ファスト婚」は格安をうたっておきながら、後から追加で料金を取る場合があるので要注意。
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激安「フォトウェディング」のカラクリ

「ファスト婚」「和婚」から「1.5次会」まで、あなたに合うウェディングスタイルがきっと見つかる!

格安婚で何と言っても安くつくのは写真だけ撮るという「フォトウエディング」だ。
web上には5000円からのプランが掲載されている。
どう考えても5000円では利益は出ないだろう。他にも「挙式 格安」で検索すると9万円代で挙式ができそうだ。
こういうところは何と自社でチャペルを持っていて、衣裳や写真もセットに入ってる。飲食施設もあって、披露宴10人で10万円代という所もあるが、収支は一体どうなってるんだろう。
    
ホテルを退職した後、少しだけ超格安婚を手伝った知人がいる。彼女が格安婚を手伝っていたのは10年前だが、当時はネットで5-6万円で出して集客し、年間200組くらい施行していたそうだ。パッケージの中身は、挙式会場(チャペル)、司式者、付き添い、衣裳一式、着付け、メイク、写真といったようなところ。このコンテンツの中で、「社員がやらない」のは司式者だけ。言い換えると、ほぼ全てを社員で賄っていたという訳だ。司式者もシルバー人材センターから来たんじゃない?と思うような年配のおじさん。かかる費用としては、衣裳クリーニング代くらいなのだから、赤字にはならなかったというわけだ。

確かに、最初に設定された利益は少なく、「写真のアルバム代」や「ちょっとした小物代」「演出料」などがオプションとしてあって、平均すると最終的には2-30万にはなっていたという。ここでも結局は「座って打ち合わせ」をすることにより、単価アップが図られるんだ。客側は当初の金額より上がっても、この程度だと「そうだよな、この金額だけでは無理だよな」と納得する。

結婚年齢の上昇と「神前式」人気の復活

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「流行は繰り返す」というのは、その通り。チャペル挙式に押されて全く人気のなくなった神式の結婚式が息を吹き返しているのだ。
まあこれだけ猫も杓子もウエディングドレスでキリスト教式が続くと、飽きられるのも当然。白無垢や三三九度は意外に新鮮かもしれない。
「神前式」人気に拍車をかけるのが、初婚年齢の上昇。結婚年齢が上昇し「チャラチャラ・キラキラしたウェディングにより、大人っぽく落ち着いた挙式がいい」「日本文化を見直そう」という価値観も出てきているのだ。

    
と、なると動きの素早いのは、「仏教徒のくせになんでキリスト教式?」と憮然としていた神社の皆さん。
多くの神社が積極的に和婚を受け入れるようになった。
ホテルも負けていない。今まで物置になっていた神殿よ、今こそ甦れ、とばかり和婚を打ち出してきた。
過去、神式の欠点であった「狭くて親族しか入れない」を解決するために、席数を増やしたり、若い人のテイストに合うよう内装に手を入れたりし始めたのである。
ゲストハウスには神殿がないので、神式が増えるとホテルの強みにもなるが、何より嬉しいのは和婚だと売り上げが増えること。着物は大概ドレスよりレンタル料が高いし、着物だけで終わることはなく、カラードレスにお色直しがあるのでもう1着増えることになる。ヘアもメイクも洋装より和装が高い。これは衣裳屋もホテルも大喜びというわけだ。

知っ得ポイント
和装で行う「神前式」は大人らしさを演出できる。

カタ過ぎず、カジュアルすぎない「1.5次会」

「ファスト婚」「和婚」から「1.5次会」まで、あなたに合うウェディングスタイルがきっと見つかる!

1.5次会とは、ガチガチの披露宴のように大層ではなく、かと言ってざわついた2次会のようにカジュアルすぎないパーティを言う。
会費制、ブッフェなど2次会にあるスタイルを取り入れても、ホテルやゲストハウスで行えばそこそこの格はつく。1.5次会ということを理由に全ての価格を落とそうとする傾向もなきにしもあらずだが、形式にとらわれず合理的なカップルには受け入れられやすいのだろう。

世の中に様々なカップルの形があるように、結婚式のスタイルも様々に変わっていいと思うし、周囲の目を気にして「THE結婚式」を行う必要もない。それぞれのカップルにあった、結婚式の形が存在したらよい。結婚式のスタイルもカップルに合わせて様々に変わっていけばいいのだと心から思う。

知っ得ポイント
形にとらわれない「1.5次会」などのウェディングスタイルも人気を博している。
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