#ウェディングの基礎知識

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

元ホテル総支配人 MASATOSHI

元ホテル総支配人 MASATOSHI

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

この記事では、今から結婚式を挙げる人が、ウェディングの歴史を知り、心から満足のいく式を叶える為に、元ホテル総支配人の目線からお伝えしています。

バブルの崩壊にともなう「ジミ婚」の普及と結婚情報誌「ゼクシィ」が登場した1990年代

1990年代になると、今までの主流であった「ハレ婚」に代わって 「ジミ婚」 が普及するようになりました。
この「ジミ婚」を普及させた社会的な要因としては、バブルの崩壊が挙げられます。それまでの好景気に代わりバブル崩壊後は「倹約が美徳」「無駄遣いをしない」という雰囲気が、普段の生活だけでなく、ウェディングの場面でも目立つようになりました。

そして今では、ウェディングのバイブルという位置づけで多くの人に読まれている結婚情報誌「ゼクシィ」が創刊されたのが1993年でした。

知っ得ポイントリスト
  • バブル崩壊に伴い「ジミ婚」が普及した
  • 無駄遣いをしない、倹約が美徳という風潮が広まった

結婚式のバイブルゼクシィの語源は?

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

ところでみなさん、ゼクシィとはどういう意味かご存知でしょうか?
もともとゼクシィが創刊された頃「ゼクシィ」は「XY(ゼクシー)」と表記されていました。
そう、ヒト染色体XYを並べてゼクシィ。当時のゼクシィも、今のようなウェディングに関する記事ではなく「男女の出会い系の記事」を掲載していたそうです。
それから、当時の景気とカップルの婚姻事情の変化に素早くリクルート社目をつけ、リクルート社はすぐに 「XY(ゼクシー)」を「出会い系記事を集めた本」から「結婚式のノウハウ本」という方向に切り替えたというわけです。

知っ得ポイントリスト
  • ゼクシィは元々は結婚情報誌では無かった
  • ゼクシィが創刊された後、人々の結婚式のバイブルとなった

ウェディング情報誌がもたらした、ウェディングスタイルの変化とは?

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

バブル崩壊後、今までの高額・豪華な「ハレ婚」に代わり「ジミ婚」が人気となったことはお話しました。
ハレ婚時代には、悪く言えば、新郎新婦はホテルの言いなりになって結婚式を行っていたのです。
ゼクシィの登場により、カップルはゼクシーを使用して、式場を比較するという手段を知ります。
人とは一味も二味も違う結婚式に憧れ、数社の見積もりをきちんと調べという習慣が生まれたのでした。

このように書いてしまうと、ゼクシーのせいでウェディング業界はビジネスを行いにくくなったかのように聞こえますがそうとも言えないのが現実です。
ホテル側にとっても、様々な情報を持って営業にやって来るゼクシィ担当者は重宝しました。
ただ、今まで神秘のベールに隠されていたウエディングビジネスが一般大衆の前にオープンに晒されたのは事実。
またどんどん女性のニーズにマッチして変化しました。
こんな社会的ニーズに合わせて、ホテル側ももっとウェディングの動向を調べて勉強しなければいけなかったのですが、その後、ホテルはどのような運命をたどったのでしょうか。






知っ得ポイントリスト
  • ゼクシィの登場により、人々は「結婚式を比較する」ようになった
  • 式場の下調べと比較をし、結婚式の準備にあたるという風潮が生まれた

ホテルに変わり、ゲストハウスが台頭してくる

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

2000年頃になると、ホテルは「ゲストハウス」に浸食され始めます。
ゲストハウスは、当初は欧米風の邸宅を披露宴会場とする、ハウスウエディングとして台頭してきました。
ゲストハウスがホテルと違うのは、宿泊設備を持たないことと、一戸建ちで若い二人の夢を叶えるハード(独立したチャペル、チャペル外の階段、玄関のある邸宅、プール付き中庭、リビングに暖炉など)を揃えることなどでした。
それはまるで、二人の新居に、お客様を招いて豪華なホームパーティをするというイメージでした。そうして誕生したゲストハウスは瞬く間に「新しいモノ好きの新婦の心」を捉えたのでした。

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)
知っ得ポイントリスト
  • 2000年頃にはゲストハウスが登場した
  • 新に登場したゲストハウスは新しいモノ好きの新郎新婦の心をとらえた

どうして婚礼施設は増え続けるのか

最初にできたゲストハウスは1997年代にプレスワーク(現在のアニヴェルセル)が、東京都立川市に作ったルーデンス立川ウエディングビレッジです。まるで外国にいるかのような非日常空間が人気を呼び、この頃からゲストハウス全盛期が始まりました。
翌1998年には、後にゲストハウスグループ最初の上場を果たした「テイクアンドギブニーズ」が創業しました。 

ホテルウエディングが栄華を誇り、ゲストハウスが台頭し、年々結婚するカップルの数は減って行っても、相変わらずホテルもゲストハウスも増え続けている。施設が供給過多になっていることは誰の目にも明らかなのだが、どうして新規施設が増え続けるのでしょうか。


とりあえず立地の良いところに新規店舗を出すと、昔ほどではないにしてもそこそこ集客が見込める為に、運転資金を借り入れするために出す場合もあるのです。
また、ウエディングという業界は外から見れば、華やかで、ビジネスとしては美味しそうに見えるので、何も知らずの参入も結構あるのだといいます。
どこぞの会社の社長の奥さんが『ウエディング進出は昔から夢だった』と言ったから新しくウェディングビジネスに参入するといったように。

ウェディングのスタイルはどんどん変わる! 歴史を知って理想の式を考えよう!(3)

ウェディングビジネスとは、そんな生易しいものではなく、今後潰れるとこがどんどん出てくるでしょう。
日本でブライダルが盛り上がってからもう60年近いが、世代にすれば日本のブライダル業界はもう3世代目を迎えているの。
3世代もすれば、当然新郎新婦の考え方や嗜好は大きく変わって行く。変化についてゆけなかったものは消えてゆくはずです。それはどんな社会にでも鉄則なのだが、意外にブライダル業界では侵食はゆっくり進んできました。だから余計に対策もぬるかったのです。
今の若い人達から見れば、「今のウェディング、なんか違う」と感じてしまうのは最もなのです。

知っ得ポイントリスト
  • ウエディングには新規参入者が多い
  • 今後のブライダル業界は時代のにニーズに合わせて適応することが必要
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